中華ランチ

「ふぅっ。お腹ペコペコ」

久し振りに中華鍋を振っていましたら、お嬢様…マイコ先生がダイニングへといらっしゃいました。

「いつも不思議に思っていたのだけど…菅の専門はなぁに?」

「専門と申しますと…料理のことでございますか?」

「そうよ。あなた、洋食を作るかと思えば和食も作るし、それにお菓子も作るじゃない」

「えぇ。作りますね」

「今日は中華だもんね」

「なるほど…もともとは和食をやっておりました」

「それがなんで?」

「それは…奥様とお嬢様のリクエストで鍛えられましたからですな」

「うっ…そうい事だったのね」

「よっと。丁度できあがりました」

「チャーハン…これはどっち?」

「どっち?…あぁ、お嬢様がお小さい頃に…むあっ!!」

「きゃー!思い出したから、もういいわよっ!!」

## チャーハン
ご飯…一膳分
高菜…適量
ちりめんじゃこ…適量
卵…1個
鶏ガラスープの素…小さじ1
塩コショウ…適量
醤油…小さじ1

準備1.ごはんを冷ましておきます
炊きたてですと、粘りが強いのでパラパラになりにくいからです。
固めに炊いたものであれば、炊きたてでも大丈夫です。

準備2.野菜類を入れる場合には細かく刻んでおきます。

1.ごま油をフライパンに注ぎます
ちょっと多いのでは?と感じるくらいがいいでしょう。

2.溶き卵をフライパンに流します
流したら軽くかき混ぜて下さい。

3.ご飯をいれます
卵が完全に固まってしまう前に、ご飯と混ぜ合わせましょう。

4.味付け
ご飯全体に卵とごま油が回りましたら、具材を入れて塩コショウ、鶏ガラスープの素を入れます。
野菜類を入れる場合には、水が出てしまいますので、フライパンを良くふりましょう。

5.仕上げ
全体に火が通ったら、火を消して香り付けの醤油を掛け回します。

※チャーハンをパラパラに仕上げるコツは、油の量、ご飯を入れるタイミング、野菜類の切り方、温度管理の4点です。

詳しくは、また後日。

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「そうよね〜。友達から聞いたチャーハンがどうしても食べたくって…」

「そうでございましたな。地団駄と言うのを初めて拝見させて頂きました」

「もうっ。恥ずかしいから忘れてよね」

「いえいえ。大切なお嬢様との思い出でございますから」

「きゃー!」