家庭の味と言うものは、その家庭毎に違いまして、食べた方の好みの基本となります。
そして、その味は毎日食べたとしても決して飽きる事はなく、私たち職業料理人が目指す頂きでもあります。
「ねぇ。菅」
こうお声をかけてくる時は、必ずお題が出てくるものでございます。
「家庭の味。今夜はこれで行きましょ」
「これは、難しいお題でございますな」
「興味あるわね…あっ、柳?今夜の会食だけれども、キャンセルしておいて」
「お母様はいつになったら帰るのかしら?」
「いいじゃないの。それより、菅の家庭の味ってどんなのかしら?」
「そうね。興味あるわ」
「「ワクワク」」
お嬢様と奥様の視線がとても重く感じられます。
こう、プレッシャーをかけられますと、どうもやり難いですな。
とは言いましても、作るものは既に決まっております。
私の思い出の味。
どこまで、再現ができるのか…。
## 肉じゃが
牛肩ロース…300g
ジャガイモ…1個
ニンジン…1本
玉ねぎ…1個
しらたき…1袋
舞茸…適量
だしの素…大さじ1
砂糖…大さじ2
酒…大さじ3
しょうゆ…大さじ2
下準備
・野菜の皮を剥き、一口大に切ります。
・しらたきは水にさらしておきましょう
1.ごま油をひいた鍋に牛肉を入れます
軽く色がつけば良いでしょう
2.野菜を入れて水をいれます
水はひたひた位です。
3.煮立ってきたらアクをすくいましょう
4.ニンジンに火が通ったところで調味料を加えます
料理のさしすせそ。
5.味が行き渡ったところでしらたきを入れます
##
「肉じゃがね」
「女の子に作って欲しい料理の上位ランカーじゃない」
「あら、マイコ。良く知ってるわね」
「へへーん。テレビで言ってたもの」
「なぁんだ。テレビだったの」
「なによっ!お母様は知らなかったじゃない」
「まぁ、まぁ、お二方。まずは召し上がって下さいませ」
「「頂きます」」
「ん」
「きゃあ♡」
「おいしぃ〜い♡」
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wróżka przez telefon (土曜日, 18 11月 2017 01:44)
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