一杯。やりたくなる

春の雨。
暖かかった昨日までを忘れ、冬を思い出しませんか?

寒く、縮こまり、心まで凝り固まってしまっていた冬。

「ほんとに寒いわね」

「えっ!?そうですか?」

「菅は火の側にいるものね。久々にストーブをつけちゃったわよ」

「確かに。火の無い場所は冷えますでしょうな」

「なんだ。分かってるじゃない」

「それよりもお腹が空いているのでは?」

「そのはずなんだけど…あんまり空いてない感じだわ」

「温まると違いますよ」

「ふーん。そうなんだ」

「はい。寒い時には体が緊張するんです」

「そうね。肩が凝ってるような感じになるわね。それと、食欲と関係があるの?」

「胃も体の一部ですよ」

「あぁっ!なるほど。胃も縮こまって食欲が落ちるってわけね」

「ですから、体を温めるためにこちらをどうぞ」

「この前のサングリア?」

「ホットワインにしてみました」

「はぁっ…あったまる。おつまみも欲しくなるわね」

「で、ございましょう」

「あっ!?なるほどっ!!」

## ピーマンの肉詰め

牛豚合挽き…200g
まいたけ…0.5スコア
しめじ…1/4株
鶏ガラスープの素…大さじ1
塩コショウ…適量

1.混ぜてピーマンに詰めます

合わせ調味料
酒…1/2カップ
鶏ガラスープの素…大さじ1
醤油…大さじ2
砂糖…大さじ1
コチュジャン…大さじ1

肉詰めピーマンに焼き色がついたら、火を弱火にして、合わせ調味料をかけ回します。

##

「美味しいっ!ご飯が欲しくなるわね」

「食欲も出てまいりましたな」

「そうね。それと…」

「それと?」

「ビールもね」

「プレストンの白鷺の恵みを用意してございます」

「やった」